エスティマと言えば、TCR型がなんと言っても思い出されるモデルなんだよなぁ。とにかく最初に発表された時の印象が凄かった、何せ丸くてでかい。モーターショウのモデルがそのまま飛び出てきた感じで、未来カーって感じだったね。
エスティマも今では普通のFFミニバンだけど、TRC型はミッドシップなんだよね。エスティマがデビューした時に驚いたのは、床下エンジンを横に積んだことかな。それと天才タマゴって言われる、丸っこい形。
TCR型のエスティマがデビューする前から、キャブオーバーのトラックベースとなるワゴンは、ハイエースとかが存在したよね。だけどあれってやたら運転席の着座位置が高い。
その点エスティマは、確か175センチ弱位だったから、割と低い着座で運転がしやすかった。一度運転してみるとわかるけど、エスティマTCRの動きってミッドシップのせいか、独特なんだよね。
とにかくあの丸っこいでかいボディがキビキビと動くし、TCRのエスティマってミニバンに乗っている感じがあまりしない。普段セダンに乗ってる人でも、ちょっと運転するとすぐになれるんじゃないかな。
エスティマのTCRには、実はとんでもない秘密があるって事が、最近ネットを検索して分かったんだ。って大したことじゃないんだけど、本来TCRには2ストロークのエンジンが載るはずだったんだって。
だけどトヨタが開発できなくて、結局苦肉の策でエンジンを斜めにしてスペースに突っ込んだみたい。だから初代エスティマは、後期になってスーパーチャージャーを積むものの、V型6気筒のエンジンが積めなかった。
ある意味初代エスティマTCRって、話題先行になったからトヨタが無理して売り出した気配もあるんだよね。だけどあの形って今見ても飽きが来ないし、凄く斬新だよね。
だからこそ今でもドレスアップしたTRC型のエスティマって、街中でよく見るよね。ローダウンにしたりエアロで決めたり、マフラーを変えている車も結構多い。
エスティマには子エスティマっていわれる、エミーナとルシーダがいたけど、やっぱり親エスティマの方が好きだな。オリジナルデザインに勝るものは無いって事なのかな。